交通事故によって受けた苦痛は補償しなければいけません。
これが精神的な部分であった場合には、精神的な慰謝料として支払われます。
一般的にある程度決まった額が設定されていますが、様々な要因によって増額されるケースが出てくるのです。
この増額されるケースを覚えておかなければ、自分が交通事故を起こした時でも、交通事故に遭ってしまった時でも、悔やまれることが出てきます。
補償は大事なポイントになるため、日常生活の中でも頭に入れておかなければいけません。
加害者の態度による辛さ
増額されやすいポイントとして、加害者側の態度が挙げられます。
加害者側が被害者に対し高圧的な態度をとるような反省が見られない状態は、精神的に苦痛が増してしまうでしょう。
挑発的な態度をとるケースもあります。
最近では、煽り運転の結果、被害者が死亡した事故のケースがありますが、加害者側が反省の色を見せず煽るような場合もありました。
嘘の証言などを繰り返している場合でも、精神的な苦痛は増していきます。
このような状態は精神的慰謝料が増額される条件であるのは明白です。
どちら側もダメージを受けてしまうのが、交通事故の怖いところです。
それを踏まえた上での行動が必要と言えるでしょう。
少なくとも交通事故を起こした加害者としてありえない状態です。
家族が受ける精神的なダメージ
家族が受ける精神的な苦痛の部分もあります。
例えば後遺障害の認定を受けたとします。
こうなると今後の生活に大きな影響を与えるのは間違いありません。
これは本人だけではなく家族が受ける部分も非常に大きなものです。
怪我をしたとしても治るものであれば、まだ受け入れることができます。
しかし、後遺障害によっては死にも匹敵する可能性が出てくるからです。
これからの将来を考えた時に不安に思うのは当然で、後遺障害補償が増額される可能性は十分あるでしょう。
そこまでの後遺症でなかったとしても、家族がこれから先のことを考え精神疾患を患ったとします。
一緒に同乗していた子供がいて、その現場を目視したことによる将来に対する障害なども大きな増額対象です。
精神的な苦痛は本人だけではなく、家族などに大きく広がるケースがあるため、
仕事を失ったケース
交通事故を受け仕事を失うケースも少なくありません。
これは両方に起きる可能性がありますが、被害者側で見てみます。
例えば交通事故によって大きな怪我を負い、自分の見た目が変わってしまった時、仕事を失う可能性が出てきます。
両手が不自由になり、これまで行なってきた仕事ができない時も、大きな精神的なダメージとして残るでしょう。
仕事の内容的に難しくなる場合も出てきます。
高次脳機能障害が起こり、仕事ができなくなれば失わざるを得ません。
自分が仕事を辞めたくないと思っても、その仕事ができないからです。
このような場合、補償の対象となのは当然で、かなりの増額を受けるケースが出てきます。
仮に現在の仕事を失いに次の仕事が見つけられるあてがあったとしても、この間は休業補償が支払われなければいけません。
本来は仕事を失う必要がなかったのですから、補償も当然の形です。
しかし、その間に精神的な辛い思いをするため、精神的な慰謝料としても増額されるケースが出てきます。
このような問題が起こった時には、館林でも保険会社や弁護士に相談するのが適切です。
自分だけで悩んでいても解決できる問題ではないため、できるだけ早く行動をしていきましょう。