交通事故と怪我
交通事故にあった場合、どんな怪我をするのか知ることが大切です。
どのようなダメージを負うかを知れば、それだけ交通事故が怖いものと認識しやすくなるでしょう。
もしも、自分が交通事故に遭ったときでも、速やかに接骨院を探すなど、行動を始めやすくなるからです。
非常に重要なポイントなのは、あとからいけばよかったと思っても、保険会社ともめてしまう可能性が出てきます。
なぜならば、交通事故によっておった怪我なのか、それともそのあとの生活で起こった怪我なのか、因果関係をはっきりできないからです。
だからこそ、交通事故に遭ったり、起こしたりしたときには、速やかに施術をスタートしていかなければいけません。
非常に多いむち打ち
交通事故の知識として重要なポイントは、車は鉄の塊であり、その衝撃は驚くほど大きい点にあります。
たとえ車対車の事故だったとしても、この衝撃から逃れられるわけではありません。
そこで出てくるのがむち打ち症です。
交通事故の怪我の典型例ですが、人間の体が衝撃に耐えようとした結果生まれてくるケースもあるのが特徴になります。
体はシートベルトで守られており、衝撃に耐えられますが、首から上は固定されてはいません。
現在のレースなどではヘルメットにチェーンをつけて固定したりもしますが、一般の車両ではこのような固定はしないでしょう。
車がぶつかった瞬間に体は前や横に動きますが、人間の頭部は非常に重いため、後から動きについてくるのです。
この時の動きがまるでむちがしなるようになるので、むち打ちと呼ばれるようになりました。
むちのようにしなって動きますが、人間の体の中でも最も重い頭部がおもりのような働きをします。
そのため、首には想像を絶する衝撃が生まれ、筋肉や腱、脛骨、神経にダメージを与えてしまうのです。
ひどい場合には首が抜けてしまうようなことも起きるため、重い症状を残します。
ぶつけて骨折するケース
衝撃を受けるという点では、打撲や骨折も交通事故で起きる怪我と言えるでしょう。
車内のどこかに体をぶつければ、その衝撃により、大きなダメージを受けるのです。
ぶつかる瞬間が分かれば体を硬直させて耐えるケースもありますが、それを上回る衝撃を受ければ、大きな怪我につながるのです。
ぶつける箇所によっても怪我の度合いが変わってきます。
よくあるのはシートベルトをしっかりと締めておらず、衝撃によりダッシュボードやハンドルに体をぶつける怪我です。
このような怪我の場合、胸や腹を打つような場合が多く、腕などよりも大きなダメージを受けやすいパターンと言えます。
衝撃で車が壊れてしまい、足が挟まるような場合もあります。
簡単に抜ける場合もありますが、場所によっては骨折する場合も少なくありません。
腕もハンドルを持って支えようとすることが仇となり、ひじ関節が折れる場合もあります。
勘違いしている人も多くいますが、ハンドルを握る際には肘が少し曲がるようにしなければいけません。
肘が伸ばした状態になると衝撃に耐えられなくなり、折れてしまうからです。
このように交通事故の怪我がどのようなものがあるのかを知るだけで、ドライビングポジションやシートベルトの重要性が見えてきます。
普段あまり考えないようなことでも、実は交通事故の時に役立つことがたくさんあるのです。
もう一つ交通事故が起きた時には、速やかな施術が大切です。
時間をかければダメージが回復するわけではありません。
非常にひどくなっていく場合も多いため、できるだけ早く診断してもらうようにしましょう。
これは加害者でも被害者でも同じです。