自転車の交通事故にも使える高額療養費制度
自転車の交通事故で怪我を負った場合、その度合いによって治療費が発生します。
高額になる場合も存在し、状況によっては何十万円もかかる場合も少なくありません。
自転車保険をかけていればよかったと感じる瞬間ですが、高額療養費制度と呼ばれるものをあるのを理解しておく必要があるでしょう。
公的医療保険の制度の一つであり、一定額の治療費が発生した場合、自己負担額があまりにも大きかった時に支給される制度です。
つまり、健康な状態を取り戻すために、誰でも利用できる公平な医療制度になっているといえます。
お金がないから健康な状態に戻れないというのは、社会的に見てもバランスを崩しています。
誰もが幸福になる権利を有している以上、このような保険制度がつくられていると言えるでしょう。
限度額適用認定証と申し込み
月の初めから終わりまでで一定額を超えていることが条件で、年齢や所得に応じて払う医療費の上限が決められているため、超えた部分に関して支給されます
病院で一定額を支払わなければいけませんが、事前に限度額適用認定証を受けていれば、提出することによって負担額の限度額内に収まります。
つまり、この時点での高額な医療費負担も発生しないという形になるのです。
どんなに高額な治療費が発生したとしても、それを先払いする必要はないと言えるでしょう。
自転車事故を起こし、治療に高額な費用がかかるとわかっているのなら、先に申請しなければいけません。
これにより経済的な負担を軽くできるため、保険などを使っていたとしても申請する必要があるでしょう。
対象外となる費用
ここで重要なのは治療費が対象であるというところです。
医療機関にある薬局でかかった医療費の自己負担という条件がついてくるため、治療費以外の物に関しては適用されません。
例えば食事代は治療費に含まれないのです。
長い時間、入院すれば必ず発生してきます。
差額ベッド代なども、適応外になりますが忘れてはいけません。
適用されるのは大部屋などであり、個室や少人数の部屋は対象外です。
この差額分は、本来必要なものとは言えないため、限度額適用認定に。なりませ。
他にも入院するために必要なパジャマや有料のテレビといったものも適用外となるため注意が必要です。
こうした費用がかかることを考えれば、保険が必要なことがわかるでしょう。
長いリハビリに入った時にも、収入が途絶えたりするリスクが生まれてきます。
自分の怪我だけではなく多くの面でリスクが生まれてくるため、自転車保険はとても大切な役割を持つのです。