たまい接骨院700

クリープ現象の仕組みと危険

オートマ車で起こるクリープ現象とは

教習所でならいい免許を取った人なら、クリープ現象は必ず覚えているはずです。
逆に理解していないのであれば非常に危険な状態と考えなければいけません。

クリープ現象はオートマ車で起こる現象です。
現在はほとんどの車がオートマ車となってきている現状を見ても、クリープ現象を理解していないのは非常に危険と言えます。

自分が理解していない時でも、勝手に進んでしまうかもしれないのがクリープ現象です。
オートマ車特有の現象であることを理解し、安全運転に生かしていく必要があります。

ブレーキを離して前に行くクリープ現象

クリープ現象とは、オートマ車でニュートラルかパーキング以外にギアを入れている時に起こります。
アクセルを踏まなくても車は勝手に前に進んでいく状態です。
ただしハイブリッド車などではクリープ現象が起こらないこともあります。

クリープ現象が起こる理由は、トルクコンバーターと呼ばれる仕組みを使っているからです。
流体クラッチとも呼ばれますが、エンジンの回転をオイルを使って伝えています。
マニュアル車であればクラッチが間になり繋がっていなければ回転が伝わりません。
しかし、オートマ車はクラッチが存在せず、この回転を受け取っている状態になるのです。
つまり、エンジンの出力は常にタイヤに伝わっており、自分がアクセルを踏まなくても、車が前に進んでしまいます。

実際に信号などで車を停めても、ブレーキを離した瞬間に前に進んでいくでしょう。
一旦完全停止していたとしても、前に進んでいくのです。
このクリープ現象を理解していないと、前の車におかまを掘ったりすることが出てきます。
相手が車ならまだしも、よそ見をしている間に歩行者を引いてしまうかもしれないのです。

クリープ現象で進む速度はほんのわずかなものです。
どんなにスピードが上がったとしても時速6km程度といわれています。
ですが車は鉄の塊であり、人に当たれば大怪我をするのは容易に理解できるはずです。

クリープ現象で起こる事故のパターン

クリープ現象で起こる事故は、自分が前に進むと意識していない時に危険性が高まります。
駐車場でブレーキを踏んでいるつもりでも、実はクリープ現象で車が前に進むことがあるでしょう。
スピードはそれほどでないため衝撃は小さいものですが、もしも歩行者を壁に挟みつけてしまえばそんなことは言ってられません。

クリープ現象を理解していると、エコドライブに役立てることもできます。
アクセルを踏まなくても車は前に進んでくれるので、うまく活用できればそれだけでもメリットがあるのです。
しかし、しっかりと理解していなければ自分の意識とは違った動きを見せるため、車を運転するのなら覚えておかなければいけません。