子どもたちと交通事故
館林周辺でも、子どもたちが巻き込まれる交通事故は後を絶ちません。
様々な働きにより死亡につながる重大交通事故の数は少なくなってきていますが、交通事故の件数自体が減っているわけではないのです。
特にその中でも子どもたちの安全に関しては、大人が注意を払ったとしても減ってきているわけではありません。
それどころか平成に入っても横ばい状態が続いていました。
これは令和でも変わらない事実で、それほど子どもたちの交通事故の件数が多いのです。
子どもたちが事故にあいやすい時間や時期
交通事故の件数が多い時間帯を見てみると、登下校時に集中していることがわかります。
これは一つに子どもたちが学校にいない時間帯であり、車と接触する可能性があるからです。
少なくても学校にいる間は一般の路上に出るケースは少なく、交通事故に遭いにくいと考えられます。
ドライバーとしても、子供達が登下校する時間帯は特に注意しなければいけません。
最近では集団登下校が当たり前となってきており大人の監視もありますが、子どもたちの行動は全て把握出来るわけではないでしょう。
はしゃいでいて道路に突然飛び出してくるケースもよく見かけます。
これは館林でも変わらない事実です。
このような行動が全て把握出来るわけではないため、子どもたちを見かけたら自分の想像を超えた行動をするかもしれないと考える必要があります。
時期で見てみると4月から7月と10月11月が子どもたちの交通事故が増える時期です。
4月から7月は子供たちの1学期に当たるでしょう。
まだ学校の生活にうまく馴染めていない時期でもあり、ようやく慣れてくる夏休み前までは注意が散漫になりやすいのです。
10月から11月は、冬に入り始める時期であり、夕方日が落ちるのも早くなります。
薄暗い中で子供たちを見逃してしまう可能性が高く、交通事故が増えるのです。
このような状況は子どもたちだけに当てはまるとは限りません。
大人の交通事故でも10月や11月は増えてくる時期です。
常に安全に気をつけるのは当然ですが、より一層の注意を払って運転しなければいけません。
子どもたち
子どもたちでも中学生や高校生となると、自転車に乗っている時に交通事故に遭うケースが増えてきます。
新型コロナウイルスの影響もあり、電車を避けて自転車で通学する学生も多く見かけるようになりました。
この年代でもやはり1学期に当たる4月から7月の事故が多く見られます。
まだ不慣れな状況の中で、周りをよく見ずに交通事故に巻き込まれるケースが出てくるのです。
自転車を乗る上で、免許証がないことも大きな問題点です。
誰でも運転できるものと思い込み、危険な運転をするケースも見られます。
子どもたちはそこまで理解していない可能性もあるからです。
しかし、自転車は軽車両です。
道路交通法の車両に属することを忘れてはいけません。
これを教えてあげられるのは大人達なのです。
実際に自転車の交通事故を見ると、約8割は道路交通法に違反していることが分かってきました。
それほど自転車に対する意識の低さが問題となるため、大人が注意してあげる必要があるでしょう。