2番目に多い出会いがしらの交通事故

交通事故で多い出会い頭

交通事故で非常に多いパターンとなっているのが、出会い頭の事故です。
館林管内でも、出会い頭の事故は非常に多く見られます。
例えば見通しの悪い所での事故の多くは、前方の不注意にプラスして出会い頭の事故につながるのです。

出会い頭の事故の全体の割合は、大体25%前後におさります。
でも、よく考えてみなければいけません。
交通事故の4件に一つは出会い頭の事故なのです。
さらに大きな問題となるのは、死亡事故の確率の高さでしょう。
交通事故で原因となるナンバーワンは追突事故ですが、死亡事故に繋がる確率から言えば出会い頭の衝突事故の方がはるかに高いのです。

それほど出会い頭の事故は危険であり、ドライバーが十分に注意しなければいけません。

交差点でのだろうと思う油断

出会い頭の事故が起きる原因として、交差点での一時停止無視が挙げられます。
交差点では仮に青だとしても注意しておかなければいけません。
もちろん避けられないような事故も起きる可能性がありますが、黄色は確実に止まらなければいけないと意識しておく必要があるのです。
当然のことですが赤信号で交差点に進入すれば、出会い頭の事故に繋がる可能性は高まります。

交差点で相手が止まると思ったという事故もよくあるでしょう。
思ったというところがポイントで、相手の行動を予測しきれていない状況です。
これは相手が止まってくれるだろうと考えるパターンとも酷似しています。
車を運転する以上、相手は止まらないと思って運転する必要があるのです。
止まらないと思えば危険を察知できるようになりますし、避けるための行動もできるでしょう。

もう一つ出会い頭では相手が気づかなかったという例もあげられます。
交差点ではお互いが確認できているとは限りません。
例えば夕暮れ時間帯で薄暗くなり、相手が分かりにくい状況が生まれたとします。
この時にライトをつけていればすぐにわかったかもしれません。
しかし、無灯火の状態で交差点に進入し出会い頭の事故につながることがあるのです。
このパターンも実はかなり多く見られます。

安全の確認が大切

出会い頭の交通事故の予防は、とにかく安全の確認を最優先にする方法が挙げられるでしょう。
相手がいなければ出会い頭の交通事故は起きません。
相手の動きが分かっていれば、出会い頭の交通事故は避けられます。
つまり、情報が得られれば、事故の確率を下げられるのです。

相手が気づいていない可能性もあるでしょう。
例えばミラーなどで見えない位置に自分がいると、相手は確認を見落とすかもしれません。
この状況を予測した上で、交差点に進入するようにするだけでも、出会い頭の事故の確率はかなり差があるでしょう。

カーブミラーがあるところでは、見落とさないことが求められます。
出来る限り多くの情報を得られるように注意しながら運転していきましょう。

交通事故ナンバーワンの状態は追突

交通事故でナンバーワンは追突事故

館林周辺でも交通事故のパターンはいくつもあります。
その中で統計をとっていっても変わらずナンバーワンになるのは追突事故です。
これは館林周辺でも変わらない事実であり、非常に多く起こっている交通事故ですが、実際に37%にも及ぶと言われています。

37%という割合がどれほど高いか理解しているでしょうか。
交通事故のうち4割近くが追突事故であり、他の交通事故のパターンを大幅に凌駕しているのです。
4割にも及ぶ状態は異常な確率であり、それほど多くの人がリスクを高めている状態にあることも示しています。

追突事故の大半は不注意が引き起こす

なぜ追突事故が起こるのかといえば、そのほとんどは不注意が引き起こしています。
ちょっと目を逸らしてしまったといった理由から始まり、他の者に注意してしまって前を見ていなかったことが挙げられるでしょう。
他にも眠気や飲酒といったことも追突事故の原因です。
中には急病が原因になっているケースもあります。
どんな理由があるにしても、前方不注意ということが引き金になるのは間違いありません。

ドライバーとして、前を見ていて追突事故を起こすことはほとんどないはずです。
前方に危険があるとすれば避けるのが人間の自然な本能になります。
だからこそ前を見ておらず注意が散漫になっていたりすれば、追突事故を起こしてしまうのです。
これは全国どこでも変わらないことであり、館林周辺でも非常に多くの原因になっています。

追突事故を予防するためには

交通事故として追突事故を起こさないようにするには、基本は集中力を欠かさない運転をすることです。
前をしっかりと見て運転できていれば、部分的にリスクが減る事故のタイプになります。
脇見運転などは絶対にしないように普段から注意していかなければいけません。

もう一つ注意が散漫にならないように疲れたら休憩をとるのも大切です。
人間の集中力はそこまで長く続くものではありません。
疲れが出てくれば誰でも集中力が落ちてしまうのです。
そうなると危険が迫ってきても、気がつかない場合も出てくるでしょう。
さらに居眠り運転を起こす可能性さえ出てくるからです。

最近では追突防止に追突被害軽減自動ブレーキ機能が備わった車も出てきています。
メーカーによってこの名称はいろいろと違いがありますが、センサーによって自動的にブレーキをかけられ追突事故を防ぐのです。
しかし、このような機能に頼って運転をするのも危険なのは理解しておかなければいけません。
何よりも人間が運転している以上、注意力が失われないよう、強く意識して運転する必要があるのです。

理解していますか?制動距離と空走距離

ドライバーなら覚えておくべき急に止まれない理由

交通事故を起こさないためには、車はどのような動きをするのか理解しておかなければいけません。
その一つに空走距離と制動距離があります。
これをちゃんと理解している人は意外に少ないものです。
感覚的な理解も必要ですが、理論的に理解できていると、車は急に止まれない理由がわかります。
車は危険なものだという理解も進み、安全運転を心がけるきっかけにもなるでしょう。

車は急に止まれない理由の一つ

まず制動距離は何かという部分から理解しなければいけません。
制動距離とはブレーキを踏んだ時に車が止まるまでの距離です。
ブレーキが効き始めてから車が止まるまでの距離を制動距離と呼んでいるのです。
これは車を運転する人であれば誰でも分かるでしょう。

問題は空走距離にあります。
空走距離とは、ドライバーが止まりたいと考えブレーキを踏み始めてから車が止まるまでの距離です。
つまり実際の運転でブレーキが効き始め車が停車するまでの距離のことが空走距離に渡ります。

ここで考えなければいけないのは二つの関係です。
人間は意識してから行動に移るまで、ほんのわずかですがラグが生じます。
時間の差が生じることであり、ここに空走距離の問題点があるのです。

制動距離は短かったとしても、人間の反応が間に合わなければ空走距離は長くなります。
空走距離は制動距離よりも短くなることはなく、常に車は進んでいってしまうのです。
交通事故を起こさないためには、できるだけ早く危険を察知できるように運転する必要があるのがわかるでしょう。

実際に空走距離と制動距離の差を見ると、早くても0.6秒、一般的には1.5秒のラグがあります。
これを実際に走っている速度で換算すると、時速40kmと仮定した場合、1.5秒のラグで車は16.7メートル進むのです。
では時速100kmだった場合はといえば、実に41メートルも進んでしまうのです。
つまり、41メートル以上先で危険があることを予測できなければ車は止まれないと言えるでしょう。
自分がハンドルを握る立場であった時に、これができているでしょうか。

空走距離が伸びる原因は

空走距離が長くなってしまう原因も覚えておかなければいけません。
ドライバーの反応が鈍くなれば、当然ブレーキを踏むまでの時間も長くなります。
例えばよそ見運転をしている時です。
反応が少し遅れてしまえば車が止まるまで時間がかかります。

ドライバーの意識だけではなく、重い荷物を積んでいる時や雨が降っている時も車は止まりません。
タイヤの状態にも関わってきますが、劣化していればその分だけ、今度は制動距離が長くなるのです。
結果として空走距離と合わせ伸びてしまうことになるので交通事故ににつながりやすいと言えるでしょう。

この空走距離の問題はドライバーなら必ず覚えておかなければいけません。

クリープ現象の仕組みと危険

オートマ車で起こるクリープ現象とは

教習所でならいい免許を取った人なら、クリープ現象は必ず覚えているはずです。
逆に理解していないのであれば非常に危険な状態と考えなければいけません。

クリープ現象はオートマ車で起こる現象です。
現在はほとんどの車がオートマ車となってきている現状を見ても、クリープ現象を理解していないのは非常に危険と言えます。

自分が理解していない時でも、勝手に進んでしまうかもしれないのがクリープ現象です。
オートマ車特有の現象であることを理解し、安全運転に生かしていく必要があります。

ブレーキを離して前に行くクリープ現象

クリープ現象とは、オートマ車でニュートラルかパーキング以外にギアを入れている時に起こります。
アクセルを踏まなくても車は勝手に前に進んでいく状態です。
ただしハイブリッド車などではクリープ現象が起こらないこともあります。

クリープ現象が起こる理由は、トルクコンバーターと呼ばれる仕組みを使っているからです。
流体クラッチとも呼ばれますが、エンジンの回転をオイルを使って伝えています。
マニュアル車であればクラッチが間になり繋がっていなければ回転が伝わりません。
しかし、オートマ車はクラッチが存在せず、この回転を受け取っている状態になるのです。
つまり、エンジンの出力は常にタイヤに伝わっており、自分がアクセルを踏まなくても、車が前に進んでしまいます。

実際に信号などで車を停めても、ブレーキを離した瞬間に前に進んでいくでしょう。
一旦完全停止していたとしても、前に進んでいくのです。
このクリープ現象を理解していないと、前の車におかまを掘ったりすることが出てきます。
相手が車ならまだしも、よそ見をしている間に歩行者を引いてしまうかもしれないのです。

クリープ現象で進む速度はほんのわずかなものです。
どんなにスピードが上がったとしても時速6km程度といわれています。
ですが車は鉄の塊であり、人に当たれば大怪我をするのは容易に理解できるはずです。

クリープ現象で起こる事故のパターン

クリープ現象で起こる事故は、自分が前に進むと意識していない時に危険性が高まります。
駐車場でブレーキを踏んでいるつもりでも、実はクリープ現象で車が前に進むことがあるでしょう。
スピードはそれほどでないため衝撃は小さいものですが、もしも歩行者を壁に挟みつけてしまえばそんなことは言ってられません。

クリープ現象を理解していると、エコドライブに役立てることもできます。
アクセルを踏まなくても車は前に進んでくれるので、うまく活用できればそれだけでもメリットがあるのです。
しかし、しっかりと理解していなければ自分の意識とは違った動きを見せるため、車を運転するのなら覚えておかなければいけません。

子どもたちと交通事故の関係

子どもたちと交通事故

館林周辺でも、子どもたちが巻き込まれる交通事故は後を絶ちません。
様々な働きにより死亡につながる重大交通事故の数は少なくなってきていますが、交通事故の件数自体が減っているわけではないのです。
特にその中でも子どもたちの安全に関しては、大人が注意を払ったとしても減ってきているわけではありません。
それどころか平成に入っても横ばい状態が続いていました。
これは令和でも変わらない事実で、それほど子どもたちの交通事故の件数が多いのです。

子どもたちが事故にあいやすい時間や時期

交通事故の件数が多い時間帯を見てみると、登下校時に集中していることがわかります。
これは一つに子どもたちが学校にいない時間帯であり、車と接触する可能性があるからです。
少なくても学校にいる間は一般の路上に出るケースは少なく、交通事故に遭いにくいと考えられます。

ドライバーとしても、子供達が登下校する時間帯は特に注意しなければいけません。
最近では集団登下校が当たり前となってきており大人の監視もありますが、子どもたちの行動は全て把握出来るわけではないでしょう。
はしゃいでいて道路に突然飛び出してくるケースもよく見かけます。
これは館林でも変わらない事実です。
このような行動が全て把握出来るわけではないため、子どもたちを見かけたら自分の想像を超えた行動をするかもしれないと考える必要があります。

時期で見てみると4月から7月と10月11月が子どもたちの交通事故が増える時期です。
4月から7月は子供たちの1学期に当たるでしょう。
まだ学校の生活にうまく馴染めていない時期でもあり、ようやく慣れてくる夏休み前までは注意が散漫になりやすいのです。
10月から11月は、冬に入り始める時期であり、夕方日が落ちるのも早くなります。
薄暗い中で子供たちを見逃してしまう可能性が高く、交通事故が増えるのです。

このような状況は子どもたちだけに当てはまるとは限りません。
大人の交通事故でも10月や11月は増えてくる時期です。
常に安全に気をつけるのは当然ですが、より一層の注意を払って運転しなければいけません。

子どもたち

子どもたちでも中学生や高校生となると、自転車に乗っている時に交通事故に遭うケースが増えてきます。
新型コロナウイルスの影響もあり、電車を避けて自転車で通学する学生も多く見かけるようになりました。
この年代でもやはり1学期に当たる4月から7月の事故が多く見られます。
まだ不慣れな状況の中で、周りをよく見ずに交通事故に巻き込まれるケースが出てくるのです。

自転車を乗る上で、免許証がないことも大きな問題点です。
誰でも運転できるものと思い込み、危険な運転をするケースも見られます。
子どもたちはそこまで理解していない可能性もあるからです。
しかし、自転車は軽車両です。
道路交通法の車両に属することを忘れてはいけません。
これを教えてあげられるのは大人達なのです。
実際に自転車の交通事故を見ると、約8割は道路交通法に違反していることが分かってきました。
それほど自転車に対する意識の低さが問題となるため、大人が注意してあげる必要があるでしょう。

交通事故を引き起こす技術不足や過信・慢心

交通事故を引き起こす慢心

私は運転が上手である。
こうした人が交通事故を起こすことがあります。
ひとつは、そのドライバーの慢心です。
自分は交通事故など起こさない、だからどんな状況も平気であると考える勘違いから起こります。
非常に危険な状態で、自己を振り返り考え直す機会がなければ、大きな交通事故を起こす可能性が高いといえるでしょう。

もうひとつが本当に技術が足りない、速度感覚の欠如です。
運転することに慣れてしまい、自分が上手であると勘違いすることがあげられます。
実際に運転技術は低く、勘違いから交通事故につながるケースです。
さらに状況判断ができずに交通事故につながったり、運転ポジションなど基礎的なことができずにいい加減な運転が原因になったりもします。

運転への過信と未熟な技術

若い人に多く見られますが、かっこいいと思っている状態が、単に運転技術が未熟で危険な行為につながっている場合があります。
運転ポジションはその典型例といるでしょう。
シートに斜めに座ってハンドルの上部を片手で握り、斜めに座って運転するドライバーを見かけるケースがあるはずです。

たとえば右手でハンドルを握っていたとします。
右手ですので、右にハンドルを切ることは自然に動くでしょう。
ところが左にハンドルを切ろうと思うと、途中で持ち替えなければいけないことに気がつきます。
車を左に動かして避けなければいけない状態が出た時に、この体勢で危険が回避できるでしょうか。
もちろん、右に動かして回避する可能性もありますが、選択肢は半分しかない状況になるのです。
正しくブレーキが踏めない可能性も出てきます。
このような運転技術が未熟な状態で運転していることが、交通事故につながるのは間違いありません。
いい加減な形で運転するのであれば、交通事故で損害を与える前に運転を辞める方が賢明と言ってもいいでしょう。

スピード感覚の欠如

交通事故を起こしやすい状態としてもう一つスピード感覚の欠如があげられます。
車を運転する上で、自分を含めて速度の感覚を持つことはとても重要な意味があるでしょう。
スピードを出し過ぎれば、止まりたくても止まれないのは子供でもわかります。
この感覚が鈍い人は交通事故を起こす可能性が高いのです。

スピードを出していることに気がつかない人は、思っているよりも車間距離が近くなる傾向があります。
前の車との相対速度の感覚がないため、不意に近づいてしまうのです。
車間距離が近くなれば、当然追突事故の可能性が高くなるでしょう。
渋滞の最後端にいても、前の車が止まっていることに気がつかなかったりするのです。

逆に周りの速度が分からず自分一人だけ遅くなることも出てきます。
スピードを出さなければ安全かと言えばそうとも限りません。
車の流れに合わないような速度で走っていると、高速道路でも車線変更で怖い思いをしたりします。
もちろん、一番左を走りながら安全に注意して行くことはできますが、速度感覚が欠如しているとこれも安全とは限らなくなるのです。

雨の日に急増する交通事故

雨の日に増える交通事故

雨の日の交通事故で注意しなければいけないのは、スリップです。
車は簡単に止まれません。
雨の日には視界が悪化し、見にくくなるだけではなく、路面状態が悪化し車は止まれなくなるのです。
実際に交通事故の確率だけを見れば、雨の日は5倍にも増加します。
5倍という数値がドライバーならどれだけ大きな数値化分かるでしょう。
これが深夜になると7倍にも増加するのです。
暗くなるよりも、滑りやすい路面のほうが、はるかにリスクがあるという判断もできます。

スリップする状況を理解できるでしょうか。
車がタイヤに力を伝えられなくなると、操作を受け付けなくなります。
どんなに優れたプロドライバーだったとしても、意識していないところで突然滑ったとしたら、対応は間に合いません。
もちろん、一般のドライバーよりは対処できたとしても、コントロール不能な車を元に戻せるわけではないのです。
それだけ雨の日にスリップするのは恐ろしいことなのを理解しなければいけません。

車は急に止まれない

雨の日の運転には、非常に重要なポイントになるのが、止まらないという事実です。
これは雪の日にも通じますが、タイヤが路面をとらえにくい状態なのは、車が止まりたくても止まれない状態といえます。
この状態で理解しなければいけないのは、止まらない事実です。

車は急に止まれない。
この言葉は真実です。
ブレーキを踏み止まろうと思ってから、実際に車が止まるまでには時間がかかります。
反応速度だけではなく、車を制止しようと思えば、もっと長く時間が必要なのです。
この時に路面の状況が悪かったらどうでしょうか。
さらに止まる距離は遠くなります。
雨の日で危ないと思ってからブレーキを踏んでも止まれないかもしれないのです。
それでは間に合わない以上、止まれる速度で走らなければいけません。

ブレーキを踏んでから本当に止まるまでの距離を制動距離と呼びます。
雨の日には滑りやすく、制動距離が延びてしまうのです。
つまり、いつもよりも早めにブレーキを踏み、対応しなければいけません。
これもタイヤに溝がしっかりと残っていればであり、性能が落ちればさらに制動距離は伸びてしまうのです。

非常に危険なハイドロプレーニング現象

ハイドロプレーニング現象という問題もあります。
非常に怖い現象のひとつで、ハンドルもブレーキも全く効かなくなる状態です。
タイヤが水面に乗り浮いた状態ですが、車は重いものと思っていると、このような現象が起きるとは思えないかもしれません。
しかし、速度とともにタイヤと路面の間に水が入り安くなり、そのまま浮き上がる状態ができあがるのです。
これはタイヤの性能にも影響しますが、一度起これば速度が下がり自然と元に戻るのを待つ以外にありません。
操作は全く効かないため、普段からスピードを出さないことが交通事故を防ぐのです。

むち打ち症の間違った知識

あとから傷むこともある

むち打ち症の間違った知識がたくさんあります。
交通事故で起きやすい怪我ですが、間違った知識で対応すると、「治るものも治らない」そんな状況も生まれるのです。
正しい知識を持たないと、危険な状況も生まれてきます。

その代表例が、むち打ち症になると、二度と治らないという話でしょう。
これは完全に間違った話です。
早い段階で施術をスタートすれば、元に戻る可能性が十分にあります。
しかし、時間がたってから始めると、リスクを抱える可能性が出てくるのです。

むち打ち症の大きな問題として、交通事故の後にすぐに気がつかないケースがあります。
筋肉が緊張して衝撃に耐えたため、すぐに痛みを感じないパターンです。
緊張が抜けてから痛みを感じますが、数日後に出てくるのは珍しくありません。
もっと遅れて出てくる場合もあり、施術対応が遅れるケースがあるのです。
それでも長くて1週間程度までなので、その間に施術をスタートすれば、大半は問題ありません。

ただし、症状によっては、完治できるとは言えないケースもあります。
非常にひどい状態も考えられるため、すべてのケースで元に戻るというわけではありません。
しかし、一般的に言われるレベルのむち打ち症は、できるだけ早い施術で回復します。

そのままにするのはかなり危険

むち打ち症になった場合、そのままにするのがいいという都市伝説があります。
安静にするのはとても大切なことです。
頸部捻挫と呼ばれる状態であれば、筋肉や腱を休ませて炎症を止める必要があります。
そのために安静にするのは大切ですが、これも炎症が治まるまでです。
そのあとは、筋肉を動かすようにしなければ、痛みが残ります。
当然のことですが、デメリットを生じるため、必要に応じてリハビリをスタートさせる必要があるのです。
接骨院などでは、施術とともにリハビリもしてくれます。
それも長時間待たされたりせずに時間を使えるため、かかりつけを見つけることも必要なのです。

保険が使えないことはない

交通事故のむち打ち症は、保険の対象にならないというのも勘違いでしょう。
交通事故に遭った場合には、基本的に保険が使えます。
相手が車である場合には自賠責保険が適用されるからです。
任意保険に入っていれば、これも使うことができます。

仮に任意保険も使えないと仮定したとしても、健康保険は使えるのですから、対象にならないというのは大きな間違いです。
自由診療で治療をしなければいけないことはありません。
実は古いものではあるものの、昭和44年に厚生省通達で、交通事故の被害も一般の保険事故と同じで、保険の給付対象となると通達がありました。
そのため、保険が使えないといったことはありえないのです。

むちうちとはどんなものか

交通事故で多いむち打ち

館林の周辺地域でも交通事故でよく見られるのが、むち打ちになってしまうケースです。
強い衝撃を受けてしまうのが交通事故であり、特に車同士の場合によく見られるのがむちうちと言っていいでしょう。
むち打ちがどのような形で起きるのかを知ると、交通事故を起こしたり、あったりした時には速やかに施術を始めなければいけないことがわかります。
それほど怖い怪我であり強い衝撃を受けていることを理解しなければいけません。
特にハンドルを握るドライバーであれば、むち打ちに対する理解は欠かすことができないのです。
教習所の後でも習うかもしれませんが、もっとも怖いものであると認識する必要があるでしょう。

衝撃を受けムチのようにしなる

むち打ちといっても実は色々な種類があります。
その中で最も多いのが頚椎捻挫です。
頚椎とは首の骨のことであり、この部分を捻挫してしまうと強い痛みが生じるのです。

現在車を運転する上でシートベルトをしない人はいません。
助手席に乗る人が後部座席の人も同様です。
交通事故の時にそれだけ大きな危険性が生じることを意味しています。
人間の体は車に追突されたりすると、その衝撃を体が受けてしまうでしょう。
車とは一体になっているわけではないので、ほんのわずかでも遅れて動くのです。
この時の衝撃が非常に危険なためシートベルトで体を固定しています。
これによりぶつかったりすることもなくなりますが、首は固定されていないことに注目しなければいけません。
首より上の部分である頭部は、人間の体の中でもとても重い部位です。
そのためシートベルトで衝撃を受け止めた時に、後から追従するように動いてしまいます。
この重い部分を支えている頚部が、もろに衝撃を受けるのです。
このときに生じるのが頚椎捻挫であり、大半のむち打ち症の原因となるのがわかるでしょう。

実際に動きを見ると、まるでムチがしなるかのような感じを見せます。
これが非常に危険な状態であり、ひどいケースでは首が抜けてしまうようなことさえ起きるのです。

長く続きやすいむち打ちの症状

頚椎捻挫のむち打ち症の場合、首や肩、腕などに強い痛みを覚えます。
神経にダメージを受けていると、めまいやふらつき、耳鳴りといったことまで起きるのです。
これが長期間続くため、非常に悩ましい状態となるでしょう。

問題は解決しにくいところにもあります。
痛みが取れればで時間がかかるケースも多く、レントゲンで判別しにくい場合も出てくるのです。
そうなると対症療法が取りにくく、湿布を貼るだけのケースまで出てきます。
実際に痛みが残っているのは間違いないため、何度も治療を繰り返したとしても、判別ができないためそこから進まないこともあるのです。

接骨院では痛みがあるという状況から対処を始めるため、状態が改善する場合も出てきます。
信頼できるところを見つけ施術して見ると状態が改善することも多いのがむち打ち症です。
これまでの実績があるような所を見つけ診察してもらうといいでしょう。

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交通事故での怪我の知識は大切

交通事故と怪我

交通事故にあった場合、どんな怪我をするのか知ることが大切です。
どのようなダメージを負うかを知れば、それだけ交通事故が怖いものと認識しやすくなるでしょう。
もしも、自分が交通事故に遭ったときでも、速やかに接骨院を探すなど、行動を始めやすくなるからです。

非常に重要なポイントなのは、あとからいけばよかったと思っても、保険会社ともめてしまう可能性が出てきます。
なぜならば、交通事故によっておった怪我なのか、それともそのあとの生活で起こった怪我なのか、因果関係をはっきりできないからです。
だからこそ、交通事故に遭ったり、起こしたりしたときには、速やかに施術をスタートしていかなければいけません。

非常に多いむち打ち

交通事故の知識として重要なポイントは、車は鉄の塊であり、その衝撃は驚くほど大きい点にあります。
たとえ車対車の事故だったとしても、この衝撃から逃れられるわけではありません。
そこで出てくるのがむち打ち症です。

交通事故の怪我の典型例ですが、人間の体が衝撃に耐えようとした結果生まれてくるケースもあるのが特徴になります。
体はシートベルトで守られており、衝撃に耐えられますが、首から上は固定されてはいません。
現在のレースなどではヘルメットにチェーンをつけて固定したりもしますが、一般の車両ではこのような固定はしないでしょう。

車がぶつかった瞬間に体は前や横に動きますが、人間の頭部は非常に重いため、後から動きについてくるのです。
この時の動きがまるでむちがしなるようになるので、むち打ちと呼ばれるようになりました。
むちのようにしなって動きますが、人間の体の中でも最も重い頭部がおもりのような働きをします。
そのため、首には想像を絶する衝撃が生まれ、筋肉や腱、脛骨、神経にダメージを与えてしまうのです。
ひどい場合には首が抜けてしまうようなことも起きるため、重い症状を残します。

ぶつけて骨折するケース

衝撃を受けるという点では、打撲や骨折も交通事故で起きる怪我と言えるでしょう。
車内のどこかに体をぶつければ、その衝撃により、大きなダメージを受けるのです。
ぶつかる瞬間が分かれば体を硬直させて耐えるケースもありますが、それを上回る衝撃を受ければ、大きな怪我につながるのです。

ぶつける箇所によっても怪我の度合いが変わってきます。
よくあるのはシートベルトをしっかりと締めておらず、衝撃によりダッシュボードやハンドルに体をぶつける怪我です。
このような怪我の場合、胸や腹を打つような場合が多く、腕などよりも大きなダメージを受けやすいパターンと言えます。

衝撃で車が壊れてしまい、足が挟まるような場合もあります。
簡単に抜ける場合もありますが、場所によっては骨折する場合も少なくありません。

腕もハンドルを持って支えようとすることが仇となり、ひじ関節が折れる場合もあります。
勘違いしている人も多くいますが、ハンドルを握る際には肘が少し曲がるようにしなければいけません。
肘が伸ばした状態になると衝撃に耐えられなくなり、折れてしまうからです。

このように交通事故の怪我がどのようなものがあるのかを知るだけで、ドライビングポジションやシートベルトの重要性が見えてきます。
普段あまり考えないようなことでも、実は交通事故の時に役立つことがたくさんあるのです。

もう一つ交通事故が起きた時には、速やかな施術が大切です。
時間をかければダメージが回復するわけではありません。
非常にひどくなっていく場合も多いため、できるだけ早く診断してもらうようにしましょう。
これは加害者でも被害者でも同じです。